ご存知の通り「油と水」は混ざりませんので、ドライクリーニングで水が入る事は通常タブー。ドライ溶剤に混入した水分はベースタンク底に沈殿したり、衣類やフィルターに絡みついたりして様々な問題を起こします。
しかし、この水分を極めて小さな微粒子状にしてやれば、ドライ溶剤中に安定させる事が可能となり、ドライでも衣類にダメージなく汗ぬき洗浄ができるようになります。
「乾洗王」は、超微粒子化された水分約30%と、通常水洗いで使われる洗剤成分が安定配合された汗ぬきドライ専用の加工剤です。
「乾洗王」は、汗ぬき加工時の第1洗い(バッチ洗い)で、汲み上げた溶剤に対して0.7%量を目安に投入します。
この時の溶剤中の水分濃度が0.2%(2000ppm以上)になり、この水分濃度が、ドライ溶剤中で繊維にダメージを与えずに水溶性汚れを効果的に除去できる目安量となります。
ただし水分濃度0.2%といっても、水の粒子が大きい状態では、縮みや色泣き、水分の沈殿などのトラブルが発生します。
水分を霧のように細かい状態にして溶剤中に溶け込ませる事が必要です。
しかし、微粒子状とはいえ、水分が溶剤中に入っていっても大丈夫なのでしょうか?
溶剤管理の面から、この点をご心配される方も多いのではないかと思います。
答えはチャージソープにあります。(下ボタンをクリックして下さい)